「お通夜」は本来夜通し行なうものです。
ご遺族が起きていてご遺体を夜を通して守るというものです。
今では、「半通夜」と呼ばれる儀式が「お通夜」といわれていますが、
その後夜が明けるまでが「お通夜」というわけです。
もともとは、全員で起きてろうそくの火を絶やさないように起きていたのですが、
最近では2,3人交替で行なう事も多いようです。
また、この後の葬儀・告別式などの疲労を考えて全員で休む場合もあります。
その場合は、戸締りをして、ろうそくの火を消す事を祭壇の前で故人に報告してやすみます。
葬祭会場などでは消防法などの関係から夜通し火をともす事ができません。
そのためご遺体をお一人にされる場合も多いようです。
この後のお葬式での疲労を考えれば、ご遺族の体調などというのも大切なことではありますが、
私としては、誰か一人でも傍で守ってあげてもらいたいと思います。
ろうそくの火は絶やす事になったとしても、「お通夜」本来の儀式は大切にしてもらいたいと思います。
もともと火をともしていたのは、野獣を寄せ付けないため、
そこから邪霊を寄せ付けないためとなっていったのだと思いますが、
それは、手段であり目的はご遺体をお守りするという事だったと思います。
ろうそくに火をともせないのであれば意味がないというように考えないで、傍にいてあげていただきたいと思います。
火災の心配のない電球タイプのお灯明で代用するというのも、良いかと思います。
実際にご自宅でのお通夜でのろうそくが原因で出火したということも少なくありません。
そのような事になってしまっては、本末転倒という事になりますので、
昔から言われていることは大切ですが、ろうそくの火を絶やさないという事に固執する必要はないと私は思っています。
それよりも、最後のひと時を過ごされる事に重きを置いてもらいたいと思います。
何度もいうようですが、やはり、ろうそくの火を絶やさないというのが「お通夜」の目的ではないという事です。
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