お葬式のすべての儀式をとどこおりなく終えても、
ご遺族にとってはまだまだやらなくてはいけないことが残っています。
お葬式の間は、世話役など、お手伝いの人の手を借りて、
お通夜や葬儀・告別式と手落ちがないようにすることができました。
でも、それらの雑務などをご遺族が引き継ぎ最後の片づけをきちんとこなさなくてはいけません。
精算に関してはすみやかにする必要があります。
特に、世話人に立替えてて貰っている様なものはその場で精算するようにしてください。
会葬者名簿、弔問客の名刺、香典や供物・供花の記帳簿、
弔辞、弔電などお礼やお返しの参考になるようなものはすべて引き継ぎます。
もちろん、会計帳簿や請求書、領収書の類ものこさづ引き継いでください。
その際に、会葬者の心遣いなどを聞いておくとお礼の祭の挨拶にも失礼がないと思います。
お葬式の間は、精神的にも肉体的にも張り詰めていたとしても、
その大切な儀式を終えてしまうと、一気にその疲れが押し寄せてくる事があります。
肉体的なことであれば、休養で回復する事ができるかもしれませんが、
精神的なことはそういうわけにはいかないのです。
そこで、そんな気を紛らわすという意味もあって、
ご遺族にはやるべきことが残されているのではないかと思います。
たくさんの人の力を借りた大きな儀式が終わり、
独りになったときに何もする事がなくなってしまっては、精神的にはかえって厳しいものだと思います。
もちろんはじめからそんな理由でやらなくてはいけないことが残されていたわけではないかもしれませんが、
長いお葬式の歴史の中で、そういうことへの配慮として残ってきているのではないかとも思えます。
なんでも簡略化したりなくしてしまうといった方向にありがちな時代ではありますが、
お葬式のもろもろのことに関しては、
簡略化やなくしていくという方向には行かないほうが良いのではないかという思いがあります。
確かに、面倒だったり必要ないのでは、と思えるような儀式や事柄もあるかもしれませんが、
一生のうちで何度もないことです。
昔からのしきたりや風習を守るというのもいいことではないかと思います。
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