斎主または神官と呼ばれる神道における神職は、仏式での葬儀に当たる神葬祭では、僧侶の役割りを果たします。
神道での神職には、神社本庁の規程による身分の区分が、特級、一級、二級上、二級、三級、四級とに別れています。
その身分区分によって、正装・礼装・常装といった制服にも違いがあるようです。
神事においては斎主と補佐的な役割りの祭員とに分けられます。
祭員は祭具を運んだり玉串などを手渡したりする仕事をします。
神葬祭で着用するものは、斎主は正装あるいは礼装にた当たる鈍色衣冠で、祭員は常装にあたる鈍色狩衣が一般的のようです。
神事といっても葬祭装束以外に鈍色を着用することは禁じられています。でも、小さな神社などの場合葬祭装束を揃えていなかったりもする場合もあってそんな場合は、浄衣である白色装束を着用するようです。
また、斎主がひとりですべてを執り行なうということもあります。それは、仏式の葬儀での僧侶と同じと考えればいいかもしれませんね。
ただ、僧侶とは大きく違うところに、神道の神官は冠婚葬祭のすべてにおいて執り行なうわけです。人生においてかかわりが多いのはもしかしたら神官ではないかという気もします。
神式のお葬式の中で仏式との大きな違いとされるものに「手水の儀」と「玉串奉奠」があります。
順番は、斎主(神官)・副斎主・祭員・喪主・遺族・近親者といったように進みます。
葬場祭などの儀式において、斎主は入場後に葬場・棺・供物・祭員・参列者といった順番にお祓いをします。
お祓いが終わると祭詞(さいし)を奏上します。
内容や意味合いは多少違う部分もあると思いますが、仏教での僧侶の読経にあたるものだと考えるといいかもしれません。
こういった言い方がはたしていいかどうかはわかりませんが、神道での神官には、特別に神聖な役割りを持っているように感じます。
一方仏式での僧侶に関しては、尊い方ではあるのですがどこか人間味を感じてしまうところがあります。
もちろん、これは個人的なものです。でも、なんとなくわかっていただけるんじゃないかとも思います。
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