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ご遺族の執り行なう儀式①『末期の水』『お清め』

お通夜や葬儀・告別式といったものについては、
なんとなくでも、その流れなどを知っている人も多いのではないでしょうか。

もちろん、そのように勝手な思い込みというのは、
葬儀社の人間としてはいけないと思うのですが、
ご臨終から納棺までのいくつかの儀式の事よりは、ご存知ではないかと思います。

そこで、それらのいくつかの儀式についてお話したいと思います。
これは、ご遺族が執り行なう儀式です。

一般的にお葬式といわれるものを行なうための、準備としての儀式でもあると思います。
ここではおもに仏式で行なわれる儀式についてお話します。

その流れは、『末期の水』『お清め』『死に化粧』『死に装束』
『ご遺体の安置』『枕飾り』『枕経』『仏名』そして『納棺』です。

『末期の水』・・・枕元に集まっている近親者の一人一人が、
死に臨んでいる人の唇を水で潤して、
死後の世界で飢えや渇きに苦しまないようにという願いを込め最後のお別れをするためのものです。

このように本来は臨終の間際に行なわれる儀式でしたが、
現在では息を引きとられた後のご遺体を清める前に行なわれる事が多くなっています。

方法としては、特に決まりはないのですが、
新しい筆や割り箸の先に脱脂綿かガーゼを巻きつけて、茶碗の水に浸して唇をそっとぬらします。

順序としては、血縁の濃い肉親から行い、近親者、友人、知人へと続き立ち会った人が全員行ないます。
『死に水』ともいってもともとは仏教だけの儀式でしたが、カトリック教を除きほとんどの宗教で行なわれているようです。

『お清め』・・・死後の世界に安らかに旅立てるように行なう儀式です。
たらいに水を入れ、後から湯を入れてぬるま湯にして全身を洗い清めます。
これを『湯灌(ゆかん)の儀』といい古くからの慣わしです。

現在ではほとんど行なわれなくなっていますが、
代わりに、ガーゼや脱脂綿をアルコールやぬるま湯に浸して丁寧に拭き清めています。
その後に、脱脂綿を耳・鼻・肛門・のどに詰めます。

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