『終活』をお話したときにも触れたかと思いますが、遺言書には自分の葬儀の方法を指定しておくこともできます。
でも、葬儀の方法をわざわざ公的な書面にする必要はないかとも思います。
希望があれば生前に家族との話し合いを持って意思を明確にしておいたり、
自ら葬儀社に出向くなどの方法をとられるほうが良いと思います。
といっても、『遺言』で、大まかな葬儀方法の指定を記述することは問題ありません。
より詳細な希望は、別途に遺書や生前意思証明書(『終活』ノートなど)を作成しておくことが、望ましいでしょう。
ただ、『遺言』というものは葬儀前には目に触れない場合もあるので、
その実効性に関しては確かだとはいえないと思います。
ちなみに『遺言』で、葬儀に関して指定することとしては・・・
Ⅰ宗教について
①現在の菩提寺や地域の慣習に倣う
②菩提寺が遠方の場合、同じ宗派の寺院での供養を希望する。
③宗派にこだわりなく、家族の意向に任せる。
④宗旨替えをする。
など。
Ⅱお葬式について
①葬儀会社の指定。
②地域の慣習や宗派の流儀に基づく。
③葬儀のみ(密葬)行う。
④葬儀は行わず告別式のみ行う。
⑤葬儀は行わず、遺骨のみ埋葬する。
などのようです。
葬儀の方法や埋葬地、墓地の管理・供養などは、残される家族にとっても重大事です。
遺言は単独でできる行為ですが、突拍子もない葬儀方法を指定することは家族に負担がかかります。
必ず生前に遺言者の意思を説明し、家族に理解して貰うことをお勧めします。
要するに、これらの指定などに関しては、『遺言』といっても、公的なものではなく、
日常用語的な意味でのものとして、家族と相談しながら『終活』として、取り組むほうが望ましいのではないかと思えます。
葬儀のことなどは生前に家族で話し合うことがなかなかできないと思われている方が多いのは確かですが、
だからといって、独りで決めてしまう事もないと思います。
決して、家族で話題にしてはいけない内容のものではないということを理解していただきたいと思います。
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